2013年12月31日火曜日

お金の確認強迫1-確認強迫(強迫性障害)1-治療編

お金の確認強迫-確認強迫(強迫性障害)-症状編」で書いたように、
お金の確認強迫は1時間ほど続けていました。
時には1時間で終わらず、2時間ほど続けることもありましたので、
この症状はかなりの精神的な疲労を伴い、とても辛かったです。
あまりに辛いので、なんとかしようとはじめに考えた方法が以下のものになります。

強迫性障害で確認強迫がある方はよく知っていると思うのですが、
なぜ、我々のような強迫性障害の人間が何度も確認をするのかと言えば、
どれだけ確認しても、それが正しいことが実感できませんし、
「全く問題ない。大丈夫だ!」という実感も全然得られないからです。

そこで考えたのです。確認も数回なら、うっかりミスして、
数え間違いが起こることもあるでしょうが、50回確認すれば、
正確に数えられる可能性が極めて高くなるだろうと。
そのように考えて、50回確認したら確認をやめるようにしたら、
50回の確認でなんとかやめられるようになりました。
確認強迫の所要時間も1~2時間から50分へと大幅短縮です!

その後も50回の確認でやめていたのですが、もっと短く出来ないだろうか?
と考えて試してみたのですが、50回じゃないと無理でした。
確認強迫がすっかり治った現在の自分が考えてみると、
お金の数の正確さを確認するために確認していたのが、
お金の数が正確であることを確認ではなく、50回の確認というものを、
数の正確さを保証するための儀式行為として行うようになったのでしょう。

このように、確認強迫をやめるとか短縮するとかのために、
一定の数の確認をすることで、確認の正しさの保証とすると、確認強迫ではなく、
今度は強迫性障害の儀式行為という症状になってしまうことがあるので、注意が必要です。
確認強迫をやめるためには、数を決めて確認強迫をして、
儀式行為になる危険性をおかすのは得策ではありません。余計に治りにくくなります。
それでは、どうすればいいのかを、次回、書いていくことにします。



続きはこちらです。
お金の確認強迫2-確認強迫(強迫性障害)1-治療編




応援のクリックをよろしくお願いします♪

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 強迫性障害(強迫神経症)へ
にほんブログ村

2013年12月30日月曜日

お金の確認強迫-確認強迫(強迫性障害)-症状編

「この本、欲しいなぁ。でも高い・・・」
「5,000円ってどういうことだ」
「あれ? 今幾ら持ってたっけ」
そう思い、お札を数えだします。

「1枚、2枚、3枚・・・ん?」
「1枚、2枚、3枚・・・んー??」
「1枚、2枚、3枚・・・うわー」
「1枚、2枚、3枚・・・ふぅ」

「1枚、2枚、3枚・・・もう嫌だ」
「1枚、2枚、3枚・・・勘弁してくれよ」
「これだけ数えたんだから、たぶん1万5千円で、
合ってるんじゃないのかな? たぶん・・・」
このように、何度確認してもやめられないのです。

しかも何度確認しても、確認した結果(この場合1万5千円)というのが、
正しいと思えないのです。
だからこそ僕は何度も確認を繰り返すのですが、
やっぱり何度確認しても正しいとは思えません。

ですが僕の心にも限界があります。
1時間ほど確認し続けていると、「もう嫌だ!」
「もうどうでもいい!」となり、
「これだけ確認したんだから、たぶん正しいだろう!」
と無理矢理思って確認をやめるのです。

確認の結果が正しいとは思っていません。
何十回確認しても正しいとは思えないので、
「どうでもいい!」と確認を放り投げ、
「たぶん正しいだろう!」と無理に自分を、
納得させようとするのです。
これが僕の困った確認強迫の一つです。

この所持金に対しての強迫性障害の確認強迫の症状が出ていたのは、
僕が13歳から20歳頃までのことです。
一度気になりだしたら、1時間ほど所持金の確認強迫をしていました。
財布の中の金額を確認することもありましたし、
預金通帳の残高を、やはり1時間程度確認し続けることもありました。

1時間確認し続けるのはあまりに辛かったので、
今度はこう考えました。
「50回確認したら、所持金の額には何の問題もないだろう!」と。
そして、所持金の確認をする時には、毎回、50回確認するようになったのです。
もちろん、50回確認しても、金額が正しいと確信を得られることはありません。

「50回確認したのだから、大丈夫に違いない」と、
無理やり自分に言い聞かせ、50回の確認強迫をしたら、
所持金を数えるのをなんとかやめられるようになりました。
1時間かかっていたのが、50分程度になったでしょうか。
時間がほんのちょっとだけ縮まりましたが、やはり、とても辛いものです。

そこで、どうしたら、所持金の確認強迫をやめられるのかを考えるようにしました。
この確認強迫をいかにして治療し克服したのかを、
「お金の確認強迫-確認強迫1(強迫性障害)-治療編」で、
詳細に書いていくことにします(^-^)



お金の確認強迫1-確認強迫(強迫性障害)1-治療編

お金の確認強迫2-確認強迫(強迫性障害)1-治療編

お金の確認強迫3-確認強迫(強迫性障害)1-治療編

お金の確認強迫4-確認強迫(強迫性障害)1-治療編

お金の確認強迫5-確認強迫(強迫性障害)1-治療編




応援のクリックをよろしくお願いします♪

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 強迫性障害(強迫神経症)へ
にほんブログ村

2013年12月29日日曜日

「強迫性障害(OCD)の治療と克服」を開設しました

僕は今から25年前の13歳の時に強迫性障害になりました。
原因は今では記憶にないのですが、
不潔恐怖と洗浄強迫、確認強迫や強迫観念の症状が酷くなり、
まともな日常生活を送るのが困難になってしまったのです。
毎日、憂鬱な日々を送っていました。

当時は精神疾患についての情報が、ほぼ全くない時代です。
今のようにネットでもあれば、強迫性障害のことを知ることが出来て、
精神科での治療を受けることが出来たことと思います。
ですが、もちろん、当時はネットなどありませんでしたので、
僕は自分が強迫性障害を発症したことなど分かりませんでした。

もちろん、病気であることなど知らなかったので、
洗浄強迫や確認強迫をしている時などに、
親から「いつまで何やってるの! 変な子!!」とか言われましたし、
僕自身も「ああ、僕はなんでこんなことをしているのだろう?」と、
思いつつ生活していたのです。

そうした日々を送っているうちに、僕は強迫性障害の症状を、
病気とは認識せず、「僕は変な人間なんだ!」と思うようになります。
そして、「自分の変なところを直さなきゃ!」と決意しました。
強迫性障害を病気ではなく、自分の変な性質だと認識し、
それを直そうとして、自分で試行錯誤し、あれこれやり始めたのです。

そうした努力の結果、結局は完治しました!
このブログでは、僕が当時苦しんでいた症状と、
その症状をいかにして僕が治したかという、その方法を、
詳細に記載していきたいと思います。

症状について書いたら、その症状の治療方法を書くというように、
僕が経験した強迫性障害の症状毎に治療法を詳述していきます。
また強迫性障害の治療法として有効な行動療法の観点からも、
治療法を書いていくことにします。と言いますのも、
僕が自己流で編み出した方法は、 ほとんど行動療法と同じようなものだったからです。

今、強迫性障害に苦しんでいる読者の皆様に、
少しでも参考になるようにと思って、今回のブログを立ち上げました。
強迫性障害の治療と克服のために、僕がしてきた治療法を、
出来るだけ詳しく書いていくことにしますので、
読者の皆様、よろしくお願いします(^-^)




応援のクリックをよろしくお願いします♪

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 強迫性障害(強迫神経症)へ
にほんブログ村