「この本、欲しいなぁ。でも高い・・・」
「5,000円ってどういうことだ」
「あれ? 今幾ら持ってたっけ」
そう思い、お札を数えだします。
「1枚、2枚、3枚・・・ん?」
「1枚、2枚、3枚・・・んー??」
「1枚、2枚、3枚・・・うわー」
「1枚、2枚、3枚・・・ふぅ」
「1枚、2枚、3枚・・・もう嫌だ」
「1枚、2枚、3枚・・・勘弁してくれよ」
「これだけ数えたんだから、たぶん1万5千円で、
合ってるんじゃないのかな? たぶん・・・」
このように、何度確認してもやめられないのです。
しかも何度確認しても、確認した結果(この場合1万5千円)というのが、
正しいと思えないのです。
だからこそ僕は何度も確認を繰り返すのですが、
やっぱり何度確認しても正しいとは思えません。
ですが僕の心にも限界があります。
1時間ほど確認し続けていると、「もう嫌だ!」
「もうどうでもいい!」となり、
「これだけ確認したんだから、たぶん正しいだろう!」
と無理矢理思って確認をやめるのです。
確認の結果が正しいとは思っていません。
何十回確認しても正しいとは思えないので、
「どうでもいい!」と確認を放り投げ、
「たぶん正しいだろう!」と無理に自分を、
納得させようとするのです。
これが僕の困った確認強迫の一つです。
この所持金に対しての強迫性障害の確認強迫の症状が出ていたのは、
僕が13歳から20歳頃までのことです。
一度気になりだしたら、1時間ほど所持金の確認強迫をしていました。
財布の中の金額を確認することもありましたし、
預金通帳の残高を、やはり1時間程度確認し続けることもありました。
1時間確認し続けるのはあまりに辛かったので、
今度はこう考えました。
「50回確認したら、所持金の額には何の問題もないだろう!」と。
そして、所持金の確認をする時には、毎回、50回確認するようになったのです。
もちろん、50回確認しても、金額が正しいと確信を得られることはありません。
「50回確認したのだから、大丈夫に違いない」と、
無理やり自分に言い聞かせ、50回の確認強迫をしたら、
所持金を数えるのをなんとかやめられるようになりました。
1時間かかっていたのが、50分程度になったでしょうか。
時間がほんのちょっとだけ縮まりましたが、やはり、とても辛いものです。
そこで、どうしたら、所持金の確認強迫をやめられるのかを考えるようにしました。
この確認強迫をいかにして治療し克服したのかを、
「お金の確認強迫-確認強迫1(強迫性障害)-治療編」で、
詳細に書いていくことにします(^-^)
・お金の確認強迫1-確認強迫(強迫性障害)1-治療編
・お金の確認強迫2-確認強迫(強迫性障害)1-治療編
・お金の確認強迫3-確認強迫(強迫性障害)1-治療編
・お金の確認強迫4-確認強迫(強迫性障害)1-治療編
・お金の確認強迫5-確認強迫(強迫性障害)1-治療編
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