2014年1月6日月曜日

ガスと玄関の確認強迫1-確認強迫(強迫性障害)2-治療編

ガスと玄関の確認強迫-確認強迫(強迫性障害)2-症状編
で書いたように、ガスの元栓が締まっているかを調べる確認強迫と、
玄関の鍵がしまっているかを調べる確認強迫に悩まされ、
日常生活に著しい支障が出てきてしまったので、
これをなんとか治すことにしました。

まず確認強迫という症状が出てしまうのは、強迫観念があるからです。
ガスについての強迫観念は以下のようなものでした。

・ガスについての強迫観念
 「ガスの元栓が開いていたら、火事になるに違いない」

というものでした。この強迫観念がなくなれば、
ガスの元栓についての確認強迫もなくなるに違いないと考えました。
しかし、この強迫観念は、それほど不条理なものではありません。
多少、非論理的ではありますけども、用心するにこしたことはないのです。
本当に火事になったら財産も、場合によっては家族も失うのですから。

論理的におかしいのは、この強迫観念の、
「ガスの元栓が開いていたら、必ず火事になる」という、
「100%火事になるのだ!」という結論ですが、
先にも書いたように、用心するに越したことはないので、
この強迫観念の内容については直さなくてもよいと判断しました。

強迫観念そのものの内容は、それはそれでよかったのですが、
問題は酷い確認強迫ですので、強迫観念はひとまず置いておいて、
確認強迫をなんとかなくせないかと、試行錯誤するようになりました。
確認強迫というものは、何度確認しても、自分がしたその確認が、
ちゃんと出来ていないとしか思えないので、確認してしまう面があります。

何度確認しても、自分がした確認の答えを信じることが出来ないのです。
確認して、その結果大丈夫だったと頭では分かっていても、
感情がついていかないというのでしょうか。
確認して大丈夫だったとしても、極度の不安に陥り、また確認すると、
さらに大きな不安に苛まれてしまうという悪循環に陥るのです。

そうであるならば、これまで自分の確認が信じられなかったけども、
なんとか自分の確認の結果を信じてみようと思い至ったのです。
それほど問題のない内容の強迫観念によって、極度の不安になり、
確認をするわけですが、もし、自分の確認に自信が持てるのなら、
確認強迫にならず、1度の確認だけで終わらせることが出来る、
そう考えたのですね。

ガスの元栓について、強迫観念にどれだけ苛まれても、
その強迫観念によって、どれだけ不安になったとしても、
もう大丈夫だと分かっているのに、何度も確認し続けてしまう、
確認強迫をやめるために、自分が頭で認識した確認の正しさを、
頭で理解するだけではなく、感情でも気持でも確認の正しさを実感する。

そうすれば、確認強迫にならず、1度の確認だけで確認を済ませられ、
ガスの元栓については、何も気にせず、安心出来ます。
そのために僕がした、自分がした1度だけの確認の正確性を、
頭で理解し、同時に感情でも実感して、確認強迫に陥らず、
強迫観念も打ち破るための方法を、次回、説明していくことにします。




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