2014年1月9日木曜日

ガスと玄関の確認強迫4-確認強迫(強迫性障害)2-治療編

ガスと玄関の確認強迫3-確認強迫(強迫性障害)2-治療編
までに書いてきたように、確認強迫は、
確認を1度だけして、それ以降は強迫観念に苛まれ続けても、
それはそのままにしておいて、それを解消するための強迫行為をせず、
何もしないでいるか、遊びや人との会話などに夢中になっていれば、
時間が経過していくごとに強迫観念が弱まり、ついには消えてしまいます。

確認強迫を治すには、基本的には以下のような手順がよいようです。


1.確認強迫をを生み出す、強迫観念を言語化してみる。

2.そうして言語化した強迫観念を吟味して、
  不条理な点がないか、非論理的な点がないかを探る。

3.そうした点が見付かったら、強迫観念の不条理な点、
  非論理的な点を批判し、より論理的に正しい考えを思い浮かべ、
  その考えを自分に言い聞かせる。

4.その上で、強迫観念が発生したら、確認強迫を一切しないようにする。

5.確認は1度だけにし、その後、どのように過ごしてもいいので、
  時間が経過するのを待つ。

6.時間の経過とともに、強迫観念は自然と弱まっていき、
  ついには何の力も持たなくなるので、確認強迫をしなくても済む。

7.強迫観念が発生したら、その都度1から6までの過程を、
  何度か経験すれば、強迫観念自体が、それ以降発生しないようになり、
  その後の人生で確認強迫をしなくても済むようになる。


といった感じですと、大抵の確認強迫は治ることと思います。

こうした方法で確認強迫を一つずつ治していきますと、
だんだんと治し方のコツが身に付いてきますので、
たとえば、ガスの元栓の確認強迫と強迫観念を克服したら、
玄関の鍵の確認強迫と強迫観念にも、上記の方法を応用して、
治療することが可能となってきます。

ただ、症状別に上記の方法の応用やアレンジが必要となってきますので、
それについては臨機応変さが求められるかもしれません。
ですので、このブログでは、今後も症状別の治し方について、
微妙に変わってくる、その治す方法について説明していくことにします。
次回からは玄関の鍵の確認強迫の治療法について説明します。




応援のクリックをよろしくお願いします♪

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 強迫性障害(強迫神経症)へ
にほんブログ村

0 件のコメント: