2014年1月18日土曜日

ドラクエ5の確認強迫-確認強迫(強迫性障害)3-治療編

ドラクエ5の確認強迫-確認強迫(強迫性障害)3-症状編
で書いたように、ドラクエ5で確認強迫が始まってしまいました。
この確認強迫を生み出してしまう強迫観念は以下のものです。


「小さなメダルを全て集めなければならない」


という極めてシンプルな強迫観念となっております。
そもそも、どうして、こんなどうでもいいことが強迫観念になるのでしょう。
考えてみますと、これは当時の僕の完璧主義、完全主義のせいです。
なんでもかんでも、完璧にこなさないといけないという思い込みが、
こうした強迫観念を生み出してしまっていたのです。

完璧主義も生きていくためにどうしても必要なことについて発揮されれば、
多少は有用なものなのですが、完璧主義者による、
「完璧でなければならない」ということの対象は、ほぼ間違いなく、
極めてどうでもいいことです。
今回のドラクエ5におけるものについても、明らかにどうでもいいことです。

ですので、このどうでもいい強迫観念をいかにして無力化するかが、
ちいさなメダルが登場する、ドラクエ4以降のドラクエシリーズで、
確認強迫に邪魔されることなく、楽しんで遊べるようにするのに、
大事なことになってくるのです。
ですので、この強迫観念がいかにくだらないものなのかと吟味してみます。

そもそも、この小さなメダルというものを、どうして集めたいのかと言いますと、
小さなメダルを集めた数に応じて、非売品の貴重なアイテムがもらえるからです。
そこで、このゲームにおけるアイテムが、何のために存在するのかと考えると、
それは戦闘を優位に進めるためのものであることに気付きます。
では、このゲームにおける戦闘の目的とは何か?

それは、戦闘することによってキャラクターを成長させ、
ボスを倒してゲームをクリアする、ということです。
ドラクエというゲームで遊ぶ目的も、基本的にそのようなものとなっています。
戦闘して成長し、中ボスを倒すことでストーリーを進めていき、
最後のボスを倒して、ストーリーの結末を見るのが目的なのです。

このようにして考えると気付くのが、クリアすることが目的なのだから、
クリアさえ出来ればいいのだということです。
ちいさなメダルを全て集めなくても、クリアすることには、全く支障がないのですね。
クリア出来たら、それだけでもう満足出来るのだから、
別に小さなメダルなど、適当に集めていれば、それでいいのだと言えます。
そこで以下のように考えるわけです。


「小さなメダルは普通に遊んでいて、結果的に集まればそれでいい。
 武器防具もアイテムも、クリア出来るだけのものを獲得出来れば、それでいいのだ」


と考えるのです。もちろん考えるだけでは駄目です。
どのような思考についてもそうですが、ある思考を自分のものにするには、
その思考を基準にした行動を何度も経験する必要があるのです。
そのような行動を何度も経験しますと、新しい思考が、
いずれは、しっかりと自分のものとなります。

上記のような思考に基づいて、ドラクエシリーズで遊び続けると、
上記の思考がしっかりと自分の頭に根付きます。
すると、小さなメダルについての強迫観念はそれに反比例するかのように、
どんどんとその力を失っていき、いずれは消滅してしまうのです。

思い返せば、ドラクエ6の頃から、ゲームで遊ぶ時はこのような思考で遊び、
今では、どんなゲームでもクリアするだけで充分に満足出来て、
ちいさなメダルや武器防具、その他のアイテムなどを全部集めなくても、
すっかり平気になるようになりました。

もちろん、集めたくなったら集めますけども、
以前のように「全てを集めなければ駄目だ!」などとは思わないので、
ストレスを全く感じることもなく、変な強迫観念に苛まれることもなく、
楽しんで集めることも出来るようになりました。
というように、ドラクエ5で発生した強迫観念はすっかり消えてなくなりました。

以上のように、ドラクエ5やドラクエシリーズについての強迫観念であったり、
他のゲーム、たとえばマリオやゼルダなどに対する変な強迫観念であったりが、
発生することは、全くなくなりましたので、今ではすごく快適に、
なんの苦痛も感じることなく、ゲームを楽しめるようになったのです。




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