2014年6月8日日曜日

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)5-症状編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)4-症状編
で説明したように、全ての物をティッシュ越しに触ることで、
なんとか日常生活が送れるようになりましたが、
これはこれで、あまりに面倒くさいことでした。
数か月ほど経過した後、他の方法を考えるようになります。

そして、ある日気付いたのです。
これほどまでに汚れを避けている私が、
自分の足の裏だけは床や畳や靴などに接していても、
汚れてしまったと感じないことに。
そのことに気付き、足を使えばよいのではと思い始めました。

とりあえず、テレビのリモコンを足で操作することから挑戦します。
足でリモコンに触れてみたら、案の定、汚れたとは思いませんでした。
これは使えると思った私は、リモコンの小さなボタンを、
太い足の親指でなんとか押そうと四苦八苦します。
そして実際にリモコンのボタンを押せて、
テレビのチャンネルをかえることに成功したのです。

これに気をよくした私は、戸を開ける時もふすまを開ける時も、
足でするようになっていきます。
玄関も当然足で開けますし、ラジカセの操作も全て足でしました。
次第にエスカレートしてきて、ドアノブを足で回せるようになっていき、
壁にある部屋の電気のスイッチも足で操作するようになります。

今、考えてみると、随分と行儀の悪い行為でしたが、
冷蔵庫も足で開けていましたね。
どのような物でも足で触れて、動かしていたのです。
どうしても足が届かない高い所の物であるとか、
足で操作出来ないゲームやパソコンについては仕方ないので、
これまで通りティッシュ越しに手で触れていました。

このように大抵のことを足で出来るようになると、
物に触れようとする度に、毎回ティッシュを取りに行く煩わしさが無くなり、
精神的に少しは楽になりました。
自分の異常さを多少は自覚しつつも、少しでも楽になったことで、
日常生活も送りやすくなったのでした。





不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)1-症状編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)2-症状編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)3-症状編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)4-症状編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)6-症状編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)7-症状編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)8-症状編





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