2015年3月13日金曜日

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)3-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)2-治療編
で説明したように、私が汚いと思っているリモコンに、
日常的に触れ続けている家族が、
1年後も健康であることを見た私は、
リモコンが汚いという考えが、真実ではなく、
ただの思いこみであり、実際には綺麗であるということが、
真実であるという結論に至りました。

そして、このリモコンは実際には綺麗なのだから、
触っても大丈夫なのだと言い聞かせて、
リモコンに触ってみたのです。
すると、自分の手が汚れたという激しい嫌悪感に襲われ、
即座に手を洗い続けることになりました。

その後も何度もリモコンは綺麗なのだと言い聞かせて、
触ってみるのですが、やはり毎回、
同じように手を洗い続けることになったのです。
リモコンが綺麗だということが真実だということ、
正しいことだということが頭では分かっていても、
それでもなぜか、触ると自分が汚れたと感じてしまうのです。

リモコンが汚いというのは、ただの思い込みであって、
それが思い込みであり、真実は綺麗な物なのだと証明し、
信じることが出来れば、触れるようになると推測していたのですが、
リモコンが綺麗だと分かってからも、
やはり触った後には汚れたと感じてしまいます。

これは単純に考え方を変えただけでは駄目だと気付き、
別の方法を考えることにしました。
それまではリモコンが汚いという、
頭に思い浮かぶ強迫観念のみについて考えていたのですが、
それだけでは無理だと感じたので、
汚いと思う物を触った後の、綺麗にしたくなる気持ちそのものについて、
考えることにしたのです。





不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)1-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)2-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)4-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)5-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)6-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)7-治療編





応援のクリックをよろしくお願いします。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 強迫性障害(強迫神経症)へ
にほんブログ村





0 件のコメント: