2014年1月21日火曜日

新聞配達の確認強迫-確認強迫(強迫性障害)5-症状編

社交不安障害とうつ病の症状が酷いため、まともに働けなかった僕は、
1人で出来る仕事なら大丈夫だろうということで、新聞配達を始めました。
新聞配達は毎日早起き出来る人なら、誰でも出来る簡単な仕事なのです。
ただただ、自転車や原付を走らせつつ、ポストに新聞を入れるだけですし、
仕事中は人間関係が一切ないので、とても気楽でよいのです。

そう思って始めたのですが、いざやってみると、
「なるほど確かに、これは楽な仕事だ」と思えたのですが、
それはあくまでも一般人視点からするとそうなだけで、
強迫性障害のある僕には、かなり厳しいものでした。

というのも、新聞には種類があり、たとえば、この家は中日新聞、
この家は朝日新聞というように、お客様によって、
配るべき新聞が違うからです。当然、どの家に何を配るかを確認して、
配らなければなりません。そして、「確認あるところに確認強迫あり」の、
僕の場合、どの家にどの新聞を配ったかの確認強迫が出てしまいました。

たとえば、お客様の家に到着して、中日新聞を手に取ったら、
新聞の銘柄の確認強迫がスタートします。
それが終わって、そこからポストまで歩いていくうちに、
「自分が手に持っているのは、本当に中日新聞だろうか?」
という強迫観念が出てきて、また確認強迫します。

ようやくポストに到着し、ポストに入れる前に、また確認強迫します。
それで済めばラッキーなのですが、僕の生来の用心深さゆえでしょうか、
「ポストに入っているのは、中日新聞だろうか?」という強迫観念が発生!
ポストの中から新聞を取り出して、さらに確認強迫を始めるのです。
そんなことをしていたら、40分で配れる区域なのに、2時間もかかりましたよ。

このような形で、毎日毎日、確認強迫をしながら、新聞配達していました。
新聞をポストに入れたら、それで終わりなら、まだ楽だったのですが、
5軒ほど配ると、「5軒前の家にちゃんと正しい新聞が配れたのか?」という、
強迫観念に苛まれ、それに負けると、わざわざ5軒前の家のポストの中から、
新聞を取り出して、確認強迫を始める始末。とても辛いものでした。

「これは、なんとかして治さねば!」と思い、その方法をあれこれ考えて、
試していった結果、今では、確認強迫を一切しなくとも、何の問題もなく、
しかも間違えることなく配達出来るようになりました。
すっかり治すために使った方法を、次回からの治療編で、
説明していくことにします。長くなりますが、どうぞお付き合いください(^-^)



新聞配達の確認強迫1-確認強迫(強迫性障害)5-治療編

新聞配達の確認強迫2-確認強迫(強迫性障害)5-治療編

新聞配達の確認強迫3-確認強迫(強迫性障害)5-治療編

新聞配達の確認強迫4-確認強迫(強迫性障害)5-治療編

新聞配達の確認強迫5-確認強迫(強迫性障害)5-治療編

新聞配達の確認強迫6-確認強迫(強迫性障害)5-治療編

新聞配達の確認強迫7-確認強迫(強迫性障害)5-治療編

新聞配達の確認強迫8-確認強迫(強迫性障害)5-治療編




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